NILTO

ストーリーとビジョン

Story CMSのジレンマを乗り越える

NILTOのコンセプトは、私たちが所属するフェンリルのウェブサイトを運用する中で実際に直面したジレンマからうまれました。

フェンリルのウェブサイトのデザインに妥協しなかった結果、当時採用していたCMSのコンテンツエディタでは扱えない構造になり、CMSにHTMLコードを直接入稿するような運用になっていました。編集者は不慣れなHTMLを切り貼りするのに手間取り、たびたびコンテンツが壊れ、そのたびにエンジニアに修正してもらう状況で非効率。誰にとっても気分のいい仕事ではありませんでした。

デザインを優先すれば運用が犠牲になり、運用を優先すればデザインが犠牲になる。そのような二者択一ではなく、私たちが求めるのは両者を高いレベルで両立できる新たな選択肢。

そんな選択肢が世の中にないのであれば、自分たちで理想のCMSをつくろう。そういう想いをもったメンバーがNILTOの開発を始めました。

Vision チームをもっと創造的に、
生産的に

私たちがNILTOを通じて実現したいのは、コンテンツ制作チームの創造性と生産性を共に高めること。

優れたコンテンツは、エンジニア、デザイナー、編集者といった各分野のスペシャリストたちが協働することでうまれます。そういった現場では創造的な仕事に注力するために、ツールによる作業効率化が欠かせません。それを担うのがCMSです。

私たちはコンテンツ制作で協働するスペシャリストたちのペインや潜在要求を分析し、それぞれの専門能力を存分に発揮できるユースケースを入念に設計しました。その結果、これまでになく柔軟なコンテンツデザインと、堅実で効率的な運用を両立するNILTOがうまれました。

コンテンツ制作チームの創造性と生産性が高まることで、世の中が心おどるコンテンツで溢れ、人々の日常がもっとワクワクするものになる。そんな未来を目指してNILTOを育てていきます。

Principleプロダクトづくりの流儀

最速UIの追求

フェンリル創業時の主力プロダクトであるSleipnirから一貫して、快適で目的を素早く果たせるUIをデザインしてきました。あらゆるユースケースを想定してクリック数やマウス移動距離を最小化することは当然のこと、次の操作を事前に認知させることや、経験による予測が活かせるかどうか、平均操作時間と最大操作時間のどちらを優先すべき場面か、といったことも考慮してデザインします。

両立しなかったことを両立させる

私たちが得意とするプロダクトはデジタルの道具です。様々な道具の選択肢があるなかで、新たな価値を創造する鍵は、両立したくてもできないこと=ジレンマを解消することです。

ユースケースを大局的に考え、許容できる別のデメリットを受け入れることで、ジレンマを解消できるようなトレードオフを見つけ出します。

受け入れるデメリットに対しては、UX/UIを徹底的に磨き上げることで、それが問題にならないようにします。

私たち自身が1番のユーザーであり続ける

つくり手自身がプロダクトを使い込むことが重要です。それは、プロダクトの問題を実感することで、リアリティと当事者意識を持って適切な改善を素早く実施できるからです。

そうやって鍛え上げたプロダクトには愛着が持てますし、自信を持ってユーザーに勧めることができます。私たちがプロダクトに愛着を持つからこそ、ユーザーにも愛着を持ってもらうことができ、共にプロダクトを育てていく関係を築くことができると考えています。

まずは私たちがNILTOのヘビーユーザーでありファンであり続けられるようにします。